第143章

島宮奈々未は声を聞きつけるや否や、中へと駆け込んだ。

川崎正弘も大声を張り上げた。「夏目秋生、ついて行って護衛しろ!島宮嬢に万が一のことがあれば、ボスに皮を剥がれるぞ!」

夏目秋生は即座に島宮奈々未の後を追って突入した。

残りの者たちは外でロモの手下たちを食い止めた。

倉庫の内部にも見張りが残っていた。侵入者の姿に一瞬虚を突かれたものの、すぐさま島宮奈々未に向かって襲いかかってきた。

倉庫の中に監禁されていた夏目海人と夏目太郎は、島宮奈々未の姿を認めて顔を輝かせた。

だが、夏目太郎の顔には喜びよりも不安の色が濃かった。「お姉ちゃん、来ちゃダメだ!」

夏目秋生も部下を引き連れて駆...

ログインして続きを読む